22日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想したい。米国の住宅関連指標が堅調となり市場の活況が示されれば、株高を通じて買いが入りやすい。ただ、中国の新型コロナウイルスの感染状況を見極めようと、円売りは抑制されそうだ、
3連休明けとなった21日のNY株式市場で、ダウなど主要3指数は反落。前週まで最高値更新が続き、高値警戒感から調整の売りが出やすい地合いだったこともあり、中国株や香港株の急落を背景としたアジア株安が波及した。ドル・円はそれを受け、一時109円70銭付近まで値を下げた。ただ、中国政府が本日、新型コロナウイルスの対策に取り組む姿勢を示したことで過度な懸念は後退。アジア市場では日本株高を好感した円売りに振れた。また、米株式先物がプラス圏で推移し、今晩の株高期待からドルは110円付近に戻した。
この後の海外市場でも、引き続き株価にらみの展開となりそうだ。今晩発表のFHFA住宅価格指数と中古住宅販売件数はいずれも前回を上回る見通し。雇用情勢の改善や消費の拡大、さらにローン金利の低下を背景に住宅市場の回復傾向が鮮明になっており、前週の住宅着工件数は2006年以来の高水準となった。本日の指標も強い内容なら関連銘柄が上昇し、ドルを押し上げそうだ。ただ、新型コロナウイルスの感染被害に関し警戒感は根強く円売りを抑制する要因になりやすいため、株高に振れてもドルの上昇は小幅にとどまる可能性があろう。
【今日の欧米市場の予定】
・17:00 南ア・12月消費者物価指数(前年比予想:+4.0%、11月:+3.6%)
・18:30 英・12月公的部門純借入額(銀行部門除く)(予想:+53億ポンド、11月:+56億ポンド)
・22:30 米・12月シカゴ連銀全米活動指数(予想:0.15、11月:0.56)
・22:30 カナダ・12月消費者物価指数(前年比予想:+2.3%、11月:+2.2%)
・23:00 米・11月FHFA住宅価格指数(前月比予想:+0.3%、10月:+0.2%)
・24:00 米・12月中古住宅販売件数(予想:543万戸、11月:535万戸)
・24:00 カナダ中銀が政策金利発表(1.75%に据え置き予想)
<FA>
3連休明けとなった21日のNY株式市場で、ダウなど主要3指数は反落。前週まで最高値更新が続き、高値警戒感から調整の売りが出やすい地合いだったこともあり、中国株や香港株の急落を背景としたアジア株安が波及した。ドル・円はそれを受け、一時109円70銭付近まで値を下げた。ただ、中国政府が本日、新型コロナウイルスの対策に取り組む姿勢を示したことで過度な懸念は後退。アジア市場では日本株高を好感した円売りに振れた。また、米株式先物がプラス圏で推移し、今晩の株高期待からドルは110円付近に戻した。
この後の海外市場でも、引き続き株価にらみの展開となりそうだ。今晩発表のFHFA住宅価格指数と中古住宅販売件数はいずれも前回を上回る見通し。雇用情勢の改善や消費の拡大、さらにローン金利の低下を背景に住宅市場の回復傾向が鮮明になっており、前週の住宅着工件数は2006年以来の高水準となった。本日の指標も強い内容なら関連銘柄が上昇し、ドルを押し上げそうだ。ただ、新型コロナウイルスの感染被害に関し警戒感は根強く円売りを抑制する要因になりやすいため、株高に振れてもドルの上昇は小幅にとどまる可能性があろう。
【今日の欧米市場の予定】
・17:00 南ア・12月消費者物価指数(前年比予想:+4.0%、11月:+3.6%)
・18:30 英・12月公的部門純借入額(銀行部門除く)(予想:+53億ポンド、11月:+56億ポンド)
・22:30 米・12月シカゴ連銀全米活動指数(予想:0.15、11月:0.56)
・22:30 カナダ・12月消費者物価指数(前年比予想:+2.3%、11月:+2.2%)
・23:00 米・11月FHFA住宅価格指数(前月比予想:+0.3%、10月:+0.2%)
・24:00 米・12月中古住宅販売件数(予想:543万戸、11月:535万戸)
・24:00 カナダ中銀が政策金利発表(1.75%に据え置き予想)
<FA>
最新人気記事
-
明日の株式相場に向けて=出遅れ半導体関連が最強の赤札となる時 09/25 17:00
-
メガバンクが揃って下落、米国など金融緩和の動きを背景に持ち高調整の売り◇ 09/25 09:41
-
「SaaS」が首位浮上、AI登場で更なる普及へ<注目テーマ> 09/25 12:20
-
「データセンター」が5位、半導体関連株の戻り相場でテーマ性再燃<注... 09/24 12:20
-
明日の株式相場に向けて=10月相場も半導体狂騒曲は続く 今日 17:00
新着ニュース
新着ニュース一覧-
今日 18:41
-
今日 18:40
-
今日 18:38
-
今日 18:30