【来週の注目材料】理事会後の会見でラガルド総裁が戦略検証のスタートを表明へ<ECB理事会>
22日、23日にECB理事会が開催されます。
ラガルドECB総裁は、23日の理事会後の記者会見で、戦略検証について発表するとみられています。
このところECB加盟国の複数の中銀総裁から現状のインフレ目標を変更するべきとの主張が見られるなど、現状のECBの政策スタンスに対して、新総裁の下で検証・変更するべきとの声が出ています。
また、前回の理事会の議事要旨で明らかになった複数の参加メンバーが懸念する現行の緩和政策によるユーロ圏経済への副作用の問題、さらにはデジタル通貨の問題、気候変動への中銀としての対策の問題、低い水準が続くインフレ率に対する評価など、ECBの検討課題が多くあると見られる中で、議長就任後二回目の理事会となるラガルド氏がどのような姿勢を示すのかが注目されるところです。
また、米中通商協議第一弾合意の調印式が行われ、世界の貿易摩擦への懸念が後退する中で、リスク要因についてどのような表現を示すかなども合わせて注目です。
戦略検証作業の正式開始が表明され、現行政策の変更期待などにつながるような姿勢が強調されると、ユーロ買いの動きが広がる可能性があります。
MINKABU PRESS 山岡和雅
ラガルドECB総裁は、23日の理事会後の記者会見で、戦略検証について発表するとみられています。
このところECB加盟国の複数の中銀総裁から現状のインフレ目標を変更するべきとの主張が見られるなど、現状のECBの政策スタンスに対して、新総裁の下で検証・変更するべきとの声が出ています。
また、前回の理事会の議事要旨で明らかになった複数の参加メンバーが懸念する現行の緩和政策によるユーロ圏経済への副作用の問題、さらにはデジタル通貨の問題、気候変動への中銀としての対策の問題、低い水準が続くインフレ率に対する評価など、ECBの検討課題が多くあると見られる中で、議長就任後二回目の理事会となるラガルド氏がどのような姿勢を示すのかが注目されるところです。
また、米中通商協議第一弾合意の調印式が行われ、世界の貿易摩擦への懸念が後退する中で、リスク要因についてどのような表現を示すかなども合わせて注目です。
戦略検証作業の正式開始が表明され、現行政策の変更期待などにつながるような姿勢が強調されると、ユーロ買いの動きが広がる可能性があります。
MINKABU PRESS 山岡和雅
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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