日本株反発、狙い目は小型株?(1/15版)

著者:中原良太
投稿:2020/01/14 19:00

苦戦してばかりです(涙)

IQ上位2%の投資家、中原良太です。

今年の株式市場は、
例年とはちょっと雰囲気が違います。

どのように違うのか?というと、、、

「小型株が弱く、大型株が強い」
という点です。

例年、株式市場は、
「1月に小型株が上がる!」
なんてデータが豊富でして。

この現象は、
「1月効果(January Effect)」
とも呼ばれております。

それもあり、

僕は毎年、
年初の時期に小型株を買うのですが、、、

苦戦してばかりです(涙)
ぐぬぬ…。何故だろう?

◆  ◆  ◆

1/14の日本株市場は、
小型株が特に弱気でしたね。

小型株ばかりを、
ガッツリと買った僕は、
ヒヤヒヤしっぱなしでした。

幸い、

持ち株の大半が手堅い銘柄なので、
相場下落の影響を受けずに済みましたが^^;

一部の銘柄が値上がりしたので、
利益確定もしつつ、他の小型株へ乗り換える予定です。

【これまでの資産変動】
1/9終値→1/14終値で+0.2%

◆  ◆  ◆

高配当株として人気なあの銘柄について、
今日は徹底的に考えてみましょう!

◯JT<2914>

言わずとしれたタバコ企業。

配当利回りが6%近くと高い水準なので、
配当目当てで買われることが多いみたいです。

同社のROEは10%を超えており、
収益性はほどほどに良いです。

たしかに、投資先には良いかも。

ただ、1つだけ懸念事項がありまして。

さいきん流行っている、
「配当再投資」という作戦のために、
同社株を買うのはいささか非効率に思います。

配当再投資とは、

「JT株を買う」

「配当金を受け取る」

「受け取った配当金でJTへ再投資する」

という類の作戦です。

なぜ、配当再投資が非効率なのかというと、
配当金にかかる「税金」という、
摩擦コストがかかるからです。

JTという大企業は、
すでに成熟していると考えられるので、
利益を伸ばせても限界があります。

「複利で成長していく」と考えるのは、
いささか楽観的に思えます。

よって、

同社の成長は、
「複利」というよりは、
「単利」で成長すると考えるほうが、
妥当でしょう。

また、

成長可能性が高い企業は、
配当よりも内部留保を優先するものです。

しかし、

同社の配当性向は7割近く、
かなーり高い水準です。

つまり、

「企業の成長のために内部留保するより、
配当金を出した方が株主にとって有利」

と考えての施策だと考えられます。

「同社へ再投資しても、
複利での利回りが期待できない」

と考えると、

同社への投資はあくまで、
「安定的な収入源を確保するため」
にとどめておくのが無難に感じます。

仮に僕が同社の株を買うのであれば、

「JTの株を買う」

「配当金を受け取る」

「受け取った配当金はJT以外の割安株へ再投資」

という流れを作るのが、
良い作戦だと思います。

ちなみに、

あなたであれば、
JTの株を買って配当金を受け取ったら、
どのように有効利用しますか?

◆  ◆  ◆

目先の取引方針についてですが、
「小型株を中心に全力買いを継続!」
というスタンスで臨みます。

1/14の日本株市場は、
「中国の為替操作国解除」
がポジティブ視されたからか、

全体的に値上がりしましたね。

2020年に入ってからは小型株が弱いので、
「大丈夫だろうか?」と不安なかたもいるでしょうが、

例年、年明けは逆張りが有利なので、
「安く小型株を買うチャンス」
と考えておくのが良さそう。

とくに、

有名で人気な大型株と違って、
小型株は過小評価されるものも多いです。

100年近くの歴史を通じて、
「大型株よりも小型株のほうが株価が上がりやすい!」
なんてデータも豊富にございますので、、、

引き続き、

小型株の値上がりに期待します。

1/14時点で、持ち株の一部が、
良い感じに値上がりし、
過熱気味なので、

利益確定をしつつ、
別の割安株に乗り換えていきます〜。

例年、上半期は稼ぎ時なので、
今のうちにできるだけ稼ぎたい…!(願)

以上。

IQ上位2%の投資家、中原良太でした。
中原良太
株式会社テラス システムトレード開発者
配信元: 達人の予想