NYコラム(9日):中東情勢から徐々に雇用統計を見極めへ
▶︎NY株式市場(9日)中東情勢から、徐々に雇用統計を見極めへ
9日のアメリカ株式市場は、前日の流れを引き継ぎ、ダウ平均が、買い先行で取引が始まりそうだ。年明けに緊迫化した中東情勢が、8日に「全面戦争」シナリオを回避したことから、現在、取引されている9日のヨーロッパ株式市場までグローバルでリスク・オフを巻き戻す動きが続いている。
▶︎9日のアメリカ株式市場では、ダウ平均株価が史上最高値を試す展開へ
9日のヨーロッパ株式市場まで続く買い戻しの動きは、アメリカ株式市場に追い風だ。新年相場で新規資金の流入期待も続くとみられており、ダウ平均は、2日に付けた史上最高値(2万8868ドル)を視野に買い余力の強さが試されそうだ。ただ、明日には、12月のアメリカ雇用統計の発表を控えていることから、上値では、手仕舞い売りも出やすい相場環境になっていることには注意したい。今晩のアメリカ株式市場では、直近のリスクオフを招いた中東情勢から、雇用統計などファンタメンタルズへ相場の関心が引き戻せているかを確認する1日となる。
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