注目銘柄ダイジェスト(前場):ツクルバ、MSOL、Vコマースなど

配信元:フィスコ
投稿:2019/12/16 11:58
MSOL<7033>:2408円(+211円)
急伸。先週末に19年10月期の決算を発表している。営業利益は4.5億円で前期比38.4%増益となり、従来予想の4.2億円を上回る着地となった。一方、20年10月期は2.8億円で同37.8%減益の見通し、人材確保などに向けた一時的な費用増を見込んでいるもよう。ただ、売上自体は順調な成長が続くと見込んでいるほか、東証1部市場変更記念優待の実施、株主優待制度の新設なども発表しており、評価の動きが優勢となる形に。


ランサーズ<4484>:808円
公開価格(730円)を15.3%上回る842円で初値を付けた。会社設立は08年4月1日。フリーランスと企業を仕事領域でマッチングさせるプラットフォーム事業の運営が柱。20年3月期の営業損益予想は5.10億円の赤字(前期実績は2.02億円の赤字)。ブランドイメージの確立やサービスの認知度向上などを目的に、約3.00億円の広告宣伝費を投下するプロモーションを実施する予定。第2四半期累計の実績は2.14億円の赤字だった。


Vコマース<2491>:2381円(+205円)
急反発。先週末に発表した業績・配当予想の上方修正が好感される。19年12月期営業利益は従来予想の43.5億円から50.0億円、前期比33.2%増に上方修正、48億円程度の市場コンセンサスも上回る水準となっている。Yahoo!ショッピングストア向けクリック課金型広告などが想定を上回って推移しているもよう。年間配当金も28円から33円にまで引き上げている。


神戸物産<3038>:3640円(+200円)
大幅続伸。先週末に19年10月期の決算を発表している。営業利益は192億円で前期比22.4%増益、会社計画の165億円を大きく超過している。20年10月期は203億円で同5.5%増益にとどまる予想だが、前期同様に保守的で上振れ余地は大きいとの見方が先行しているようだ。前期の増配に続いて今期も実質増配を発表するなど、株主還元姿勢なども評価対象に。なお、22年10月期営業利益230億円などの数値目標も示している。


ヤーマン<6630>:700円(+34円)
急伸。先週末に上半期の決算を発表、営業利益は17.2億円で前年同期比59.3%減益となった。これまで業績を大きく押し上げてきたインバウンド需要の後退、中国国内を除く海外向け売上の落ち込みなどが大幅減益の背景に。ただ、第1四半期の大幅減益決算、11月15日の業績下方修正などで足元の業績悪化は織り込み済み、通期予想30.1億円、前期比47.3%減の再下方修正もなく、悪材料出尽くし感が優勢になっている。


ツクルバ<2978>:1616円(+195円)
急騰。スター・マイカ・ホールディングス<2975>の子会社とリノベーションマンション販売事業に関する業務提携契約を締結したと発表している。スター・マイカグループが仕入れた施工前物件の一部に対し、ユーザーニーズを汲み取った仕様・デザインのリノベーション商品企画を行う。20年7月期第1四半期の営業利益は0.24億円(前年同期実績は非開示)で着地した。通期予想は黒字だが、金額は明示していない。


LinkーU<4446>:5350円(+200円)
大幅に続伸。20年1月15日を基準日に1株につき3株の割合で分割すると発表している。投資単位当たりの金額を引き下げ、流動性の向上と投資家層の拡大を図る。株式分割に伴い、定款を一部変更し、発行可能株式総数を1,680万株から5,040万株に引き上げる。株式分割に加え、株価が2日に付けた直近高値(5650円)を一時上抜けたことも投資資金の流入につながっているようだ。
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配信元: フィスコ

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