小動き=東京為替前場概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/12/16 12:10
東京外国為替市場中盤、ドル円は109円前半で小動き。先週後半にかけての円安・ドル高は一服。米中通商協議が第1段階目の合意に至り、金融市場の楽観的な雰囲気は
強まっているが、今月は109円後半が抵抗となっている。

 今週は日銀金融政策決定会合や、英総選挙後で初めてとなる英金融政策委員会(MPC)が行われるが、今年最後の米連邦公開市場委員会(FOMC)や欧州中央銀行(E
CB)は終了しており、年内で注目度の高いイベントは乏しい。来週はクリスマスであり、市場参加者の動意は限定的。

 先週で上げが一服し、ユーロ円は121円後半、ポンド円は146円前半、豪ドル円は75円前半で調整含み。11月の中国小売売上高や鉱工業生産指数は堅調だったが、
特に材料視されていない。米中通商協議の最終合意の時期が依然として見えないなかで、中国の景気減速懸念は根強い。

 日経平均株価は小反落。前引けでは前営業日比4.58円安の2万4018.52円
となった。

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