【買い】萩原電気HLDGS(7467)株価は調整一巡感から出直りへ、一目均衡表の三役好転が支援材料となりそう◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2019/12/13 18:19

株価は調整一巡感から出直りへ、一目均衡表の三役好転が支援材料となりそう

業種:卸売業
時価総額:257億円
PER:9.28倍
PBR:0.78倍

 名古屋を地盤とした半導体の電子部品、機器商社であり、商社機能とメーカー機能を持ち合わせる。取引先はトヨタ自動車(7203)デンソー(6902)などといった自動車および自動車部品メーカー向けが約9割を占める。ITや組込機器、計測などFA(ファクトリーオートメーション)の実績が豊富で、IoT化ではこれまで集積したデータが有益な価値となる。

 業績面においては電子制御が進む自動車向けシステムLSIなどの販売のほか組込ソフトウェア、ハードウェア開発支援や受託開発を行うデバイス事業が前期比8.9%増収、FAシステムや特殊計測システムの設計にあたるソリューション事業が同10.8%増収とトップラインの伸びが継続。売上高が伸びた分、販管費も増加してはいるが中間期での利益進捗率は例年と比べても高い。

 株価は2018年1月を高値にして下落トレンドが続いているものの、徐々に売り一巡から下値は限定的の動きへと変化。足元では市場の物色が景気敏感株に買いが集まりやすい反面、商社などの低バリュー株も買われてきている。商社としてだけでなく独自開発メーカーとしての強みやIoT化進展の流れとしてテーマ見直しの動きが始まってくるようだと面白そうだ。

12/18追記 一気に200日線突破。三役好転で上昇加速が期待できるだろう。
配信元: 達人の予想

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