アジア株 米対中関税発動控え様子見ムード、重要イベント続きで今週は神経質な展開か

著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/12/10 11:28
アジア株 米対中関税発動控え様子見ムード、重要イベント続きで今週は神経質な展開か

東京時間11:11現在
香港ハンセン指数   26467.09(-27.64 -0.10%)
中国上海総合指数  2906.03(-8.45 -0.29%)
台湾加権指数     11629.61(-31.16 -0.27%)
韓国総合株価指数  2092.77(+4.12 +0.20%)
豪ASX200指数    6713.00(-17.03 -0.25%)
シンガポールST指数  3178.56(-1.26 -0.04%)
クアラルンプール 総合指数  1560.36(-2.35 -0.15%)
NZSX浮動株50トータルリターン  11249.28(+19.69 +0.18%)

アジア株は小動き。15日までに米中第1段階の合意がなければ米国は中国に対し追加関税を課す予定となっており、様子見ムードが強い。パーデュー米農務長官は9日、「対中関税を発動する公算は小さい」と語った。先週にはトランプ米大統領が「中国との貿易交渉は上手く進展している」と述べてたこともあり、今回の関税発動は見送られるとの見方が強い。
また、今日から開催される米FOMCや今週半ばのECB理事会、英総選挙など重要イベントも予定されており、今週は神経質な動きが続くと思われる。
上海株は0.29%安。きょう発表された中国11月の消費者物価指数は前月比で+4.5%と12年1月以来の高水準となった。豚肉価格が+110%と高騰したことが要因のもよう。生産者物価指数は-1.4%と前回の-1.6%から下げは縮小したものの、5か月連続のマイナスとなった。
NZ株は小幅反発。前日に急落したa2ミルクが1.6%高と反発。同社CEOが突然辞任したが、事業計画が大きく変わることはないと同社は説明した。
9日、北島沖にある火山島ホワイト島が噴火した。これまでに5人が死亡し、8人が行方不明となっているもよう。

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