フマキラ、今期最終を一転51%減益に下方修正、配当も6円減額

配信元:株探
投稿:2019/12/09 16:30
 フマキラー <4998> [東証2] が12月9日大引け後(16:30)に業績・配当修正を発表。20年3月期の連結最終利益を従来予想の9億9000万円→3億4000万円(前期は6億9300万円)に65.7%下方修正し、一転して50.9%減益見通しとなった。
 同時に、4-9月期(上期)の連結最終損益も従来予想の3億6000万円の黒字→2億4900万円の赤字(前年同期は5500万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 業績悪化に伴い、期末一括配当を従来計画の26円→20円(前期は26円)に減額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 (第2四半期累計期間)(1)連結業績につきましては、主に個別業績予想の修正等により、売上、利益とも前回発表予想数値を下回る見込みです。(2)個別業績につきましては、売上高は主力の殺虫剤が4月から6月にかけての天候不順の影響等により、前回発表予想数値を下回る見込みです。利益面につきましては、経費削減に努めましたが、売上の減少による粗利の減少及び売上構成の変動、在庫削減の取り組み等による原価率の上昇により、経常利益は、前回発表予想数値を下回る見込みです。 また、四半期純利益につきましては、繰延税金資産の取り崩しにより法人税等調整額(費用)を計上したため、前回発表予想数値を下回る見込みです。(通期)連結、個別業績につきましては、第2四半期累計期間の業績及び下半期の売上見込み等を勘案し、通期の業績予想を上記のとおり修正いたします。

 当社は、業績や将来の事業展開、内部留保などを総合的に勘案しつつ、株主様への安定的かつ継続的な配当を実施していくことを経営の重要課題として位置づけております。2020年3月期の期末配当予想につきましては、このたびの個別業績予想の下方修正を踏まえ、前回予想から6円減配の1株当たり20円に下方修正させていただきます。繰延税金資産の取り崩しについて当社は、将来の課税所得を保守的に見積り、繰延税金資産の回収可能性を慎重に検討した結果、2020年3月期第2四半期の個別において繰延税金資産を取り崩し、法人税等調整額を161百万円計上いたしました。※上記の予想は、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の経済・事業環境の変動等の事業リスクや不確定要因により、予想数字と異なる場合があります。
配信元: 株探

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