JSB、前期経常を10%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も14円増額

配信元:株探
投稿:2019/12/02 15:00
 ジェイ・エス・ビー <3480> が12月2日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。19年10月期の連結経常利益を従来予想の30.3億円→33.4億円(前の期は28.9億円)に10.2%上方修正し、増益率が4.8%増→15.6%増に拡大し、従来の6期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した5-10月期(下期)の連結経常損益も従来予想の0.5億円の赤字→2.5億円の黒字(前年同期は1.2億円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上し、2.0倍増益計算になる。

 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の41円→55円(前の期は40円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  通期の連結業績予想につきまして、不動産賃貸管理事業において、当初計画を上回る物件管理戸数の増加に加え、借上・自社所有物件に係る高水準の入居率維持に伴い、家賃関連売上高が堅調に増加いたしました。 一方では、基幹システム刷新に伴い、新システムへの熟練度の定着過程における人件費の増加等、売上総利益に対する一過性の圧縮圧力はあったものの、販売費及び一般管理費では、広告宣伝費をはじめとした費用の縮減に努めたことにより、当初計画に対して約10%の削減効果を実現する見込みとなりました。 以上の結果、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益において、当初計画を上回る見込みとなりました。

  当社は、株主の皆様に対し、継続的かつ安定的な配当を実施するとともに、持続的な成長と企業価値向上のための積極的な事業展開や様々なリスクに備えるための財務健全性とのバランスを考慮した上で、業績に応じた利益配分を行うことを基本方針としております。 このような基本方針のもと、当期におきましては、株主還元の強化及び資本効率の向上と経営環境に応じた機動的な資本政策遂行を目的として、自己株式の取得(42,700株、約2億円)を実施いたしました。 また、今般の業績予想の修正や今後の当社における持続的成長原資となる戦略的投資に向けた内部留保の確保等を総合的に勘案し、2019年10月期の配当予想につきましては、前回予想から14円引き上げ、1株当たり55円に修正することといたしました。(注)上記の予想に関する記述は、本資料の発表日現在において入手可能な情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その実現を約束する趣旨のものではありません。実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
配信元: 株探

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