◆“膠着”は変わらず…
※ご注意:予想期間は12月3日と表示されていますが、本日(12月2日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
先週末も“盛り上がりに欠く”は続きました。
米国市場は「感謝祭明け(再開)」となったものの、「株式/債券の短縮取引」の影響もあり、“流動性回帰”が限定されたからです。
もっとも“109.666円”へ上値を伸ばす場面も見られるなど、“底堅い”は継続しています。
◆しかし“踊り場”は形成済み…?
今週も「米中通商協議の行方」がメインテーマと見られるだけに、「米国の香港人権法成立」は引き続き“重石”と見られるところです。
しかし先週末(30日)に公表された中国製造業PMIは、好況/不況の境目(50)を“7ヶ月ぶり”に上回る“50.2”となり、マチマチの米経済指標もこと景況感に関しては“そう悪い数値”ではありません。
こうした中でブラックフライデー&サイバーマンデーに関連して「好調な米消費動向」が確認されれば、「米中景況楽観論」が浮上してもおかしくありません。
◆“109.70-80円”が最後の関門…!?
テクニカル的には“100週移動平均線/週足・一目均衡表先行スパン下限(109.70円水準)”-“200週移動平均線/週足・一目均衡表先行スパン上限(109.80円水準)”に押さえられていますので、一気に突破できるかは微妙です。
しかし流動性が低下した先週末にかけて、期待した“踊り場”を形成したのも事実です。
“(米中悪化を示す)新たな材料”へのアンテナを張り巡らせつつも、“上放れ”への期待は募るばかりです。
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:110.000(大台、20月移動平均線)
上値4:109.924(5/30高値、ピボットハイブレイクアウト)
上値3:109.813(200週移動平均線、週足・一目均衡表先行スパン上限、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:109.666(11/29高値、100週移動平均線、週足・一目均衡表先行スパン下限、+2σ)
上値1:109.589(月足・一目均衡表基準線、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:109.467
下値1:109.327(11/28安値、+1σ、ピボット1stサポート)
下値2:109.242(ピボット2ndサポート)
下値3:109.135(11/21~11/29の38.2%押し、ピボットローブレイクアウト)
下値4:109.008(11/27安値、20日移動平均線、日足・一目均衡表転換線、50週移動平均線、11/21~11/29の50%押し、大台)
下値5:108.873(11/26安値、200日移動平均線)