日経平均 11月25日~29日までの相場見通し これからどうなる?!

著者:木村佳子
投稿:2019/11/23 23:13

調整は続くか、あく抜けか? 余談許さぬ注目点

今週の日経平均も先週に引き続き、米中貿易交渉、香港情勢などを気にしながら一喜一憂の展開となりそうです。
米中貿易交渉に関しては月内にライトハイザー通商代表の訪中が実現すれば、進展への期待感が出てくるでしょう。24日、香港区議会議員選挙の開票結果が出てきますが、それをうけてデモ隊と当局の攻防がどう変化するか。
いずれにしても香港問題は2020年1月11日の台湾総統選挙につながっていくと思われますので、予断は許しませんね。

<香港選挙結果の速報>
https://www.asahi.com/articles/ASMCS51JYMCSUHBI00Z.html

また、23日38年ぶりに来日し26日まで滞在のローマ法王のメッセージがどのような内容になるかも注目です。カトリック香港教区は直接ローマ教皇庁が統治するため、ローマ法王の言葉を契機に諸外国も含めて、対応や状況に変化が出てくる可能性があります。

下値を支える存在として日銀や企業の自社株買いなどがありますが、アメリカ感謝祭で市場休場の影響も考慮してあと1~2週は調整含みと見ておきたいですね。

日経平均株価・予想レンジ
25日~29日の日経平均はおおむね23000円の攻防となりそうです。予想レンジは以下の通りです。

上値抵抗  23305.69~23600円
均衡 23069円
下値支持  22725~22574円


■11月25日(月)
日経平均先物がブラジル市場に上場
*米国
パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長講演
米10月シカゴ連銀全米活動指数

■11月26日(火)
ローマ法王滞在最終日
アリババが香港上場
*米国
9月S&P/ケース・シラー住宅価格指数
10月新築住宅販売件数
11月消費者信頼感指数


■11月27日(水)
配当、優待権利付最終日
MSCI新興国市場指数が中国A株の比率引き上げ(中国株には+)
*米国
新規失業保険申請件数
7-9月四半期GDP(改定値)
10月耐久財受注
10月個人消費支出
10月住宅販売保留指数
ベージュブック(地区連銀経済報告)

■11月28日(木)
株式の配当落ち日 
感謝祭で米国市場休場
*日本

10月小売業販売額
*EU
ユーロ圏11月消費者信頼感指数(確定値)


■11月29日(金)
*日本
10月新設住宅着工戸数
10月有効求人倍率
10月失業率
10月鉱工業生産(速報値)

*EU
ユーロ圏11月消費者物価指数(速報値)
ユーロ圏10月失業率


【前週のデータ振り返り】
月曜日がしっかりで、水曜日から弱含みとなり木、金という流れになりました。
■11月18日(月)
寄付23,304.25
高値23,420.62・・・・☆
安値23,271.29
終値23,416.76・・・・☆

■11月19日(火)
寄付23,366.36
高値23,389.53
安値23,244.93
終値23,292.65

■11月20日(水)
寄付23,176.49
高値23,303.17
安値23,086.12
終値23,148.57

■11月21日(木)
寄付23,071.49
高値23,108.08
安値22,726.71・・・・★
終値23,038.58

■11月22日(金)
寄付23,030.33
高値23,219.51
安値23,030.33
終値23,112.88

配信元: 達人の予想

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