<動意株・20日>(大引け)=PCA、ブイキューブ、トビラシステなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/11/20 15:07
<動意株・20日>(大引け)=PCA、ブイキューブ、トビラシステなど  ピー・シー・エー<9629.T>=底値離脱。3連騰し10月10日以来の4000円台復帰を果たしている。株価は8月28日に上場来高値4785円をつけてから利益確定売りに押され11月6日の直近安値まで30%近く下落したが、指標面で予想PERが15倍を割り込んだところから買い戻しが急となっている。足もとの業績は絶好調だ。10月28日に発表した上期の経常利益は前年同期比6.7倍の17.8億円に急拡大した。「Windows7」のサポート終了や増税前の駆け込み需要といった特需が追い風となったほか、働き方改革に対応した就業管理ソフトが好調だった。上期決算発表とあわせて、通期の経常利益予想を14年ぶりの最高益に上方修正している。特需後の業績に不安はあるものの、急拡大しているクラウドサービスによる成長継続が期待されている。

 ブイキューブ<3681.T>=騰勢強める。同社は19日、米クリスプ・テクノロジーズが手掛けるノイズキャンセリングアプリケーション「Krisp(クリスプ)」の日本国内独占販売契約を締結し、提供を始めたと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。「Krisp」は、Web会議で課題となる音声の品質を改善し、快適なコミュニケーションを実現するサービス。ブイキューブは自社のWeb会議サービス「V-CUBE ミーティング」を利用する顧客だけでなく、他のWeb会議サービスを利用する顧客にも「Krisp」を提供することで、働き方改革やテレワークの実現を支援するとともに、新たな顧客層の拡大を目指すとしている。

 トビラシステムズ<4441.T>=後場急伸。同社はきょう午前11時30分に、19年10月期通期の単独業績予想を修正。営業利益見通しは従来の3億8000万円から4億1400万円(前の期比81.6%増)に上方修正した。売上高予想も9億5000万円から9億8100万円(同16.5%増)に引き上げた。迷惑電話や詐欺電話を防止する迷惑情報フィルターの月間利用者数がスマートフォンを含むモバイル部門を中心に増加しているほか、ソフトウェア開発にかかる原価や上場関連コストなどの上昇抑制に努めたことが主な要因だとしている。

 トランザス<6696.T>=大幅続伸。19日大引け後、スティックを挿入するだけで既存のテレビ・ディスプレーをデジタルサイネージ化する「Magic Spot(マジックスポット)」の提供を25日から開始すると発表しており、これを好感する買いが向かった。「マジックスポット」はホテルやテナントなどのテレビ・ディスプレーのHDMIポートにスティックを挿すだけで、店舗情報や館内施設の案内、クーポンやニュースの配信、企業広告を提供することができるサービス。IoTや5Gの普及によりデジタルサイネージの需要が拡大するなか、デジタルサイネージを簡単に利用できるサービスの開始による業績への寄与に期待する買いが向かった。

 日本車輌製造<7102.T>=4日続伸。19日取引終了後、JR東海<9022.T>から新幹線電車「N700S」384両(24編成)を受注したと発表した。これを好材料視した買いが入っている。受注金額は非公表で、21年3月期から23年3月期にかけて納入する予定。なお、20年3月期業績への影響はないものの、21年3月期以降の売上高への貢献を見込んでいる。
 
 あすか製薬<4514.T>=急動意。同社はホルモン剤を主力とする製薬会社で婦人科系の実績が高い。19日取引終了後、国内で開発中の子宮筋腫治療剤「ウリプリスタル酢酸エステル」について、過多月経を伴う日本人子宮筋腫患者を対象とする第2相用量設定試験を実施し、有効性と安全性が確認されたことを発表、これを手掛かり材料に買いを引き寄せる形となっている。

 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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