旭化学は朝安後に切り返す、利益急回復で１株純資産１２００円に着目

　旭化学工業<7928.T>が続伸。きょうは前日に急動意した反動で朝方は軟調な動きにあったが、下値では買い板が厚く出直ってきた。自動車部品を主力とするプラスチック成形品メーカーで、自動車業界向けなどで高水準の需要を捉え、利益拡大トレンドにある。１９年８月期営業利益は前の期比５３％増益と大幅な伸びを達成、続く２０年８月期は７２％増益の２億５０００万円予想と更に伸びが加速する見通し。株価指標面でも割安感が顕著。同社の１株純資産は前期実績ベースで約１２００円あり、現在の株価とは７００円の開きがある。１８年年初からの長期下落トレンドも今年の夏場に上値抵抗ラインをブレーク、戻り相場突入の気配がある。

出所：MINKABU PRESS