アクセル、非開示だった今期経常は黒字浮上へ

配信元:株探
投稿:2019/11/08 15:30
 アクセル <6730> が11月8日大引け後(15:30)に決算を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は0.9億円の黒字(前年同期非連結は14億円の赤字)に浮上して着地した。
 併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常損益が1.8億円の黒字(前期非連結は16.5億円の赤字)に浮上する見通しを示した。

 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益は0.8億円の黒字(前年同期非連結は2.4億円の赤字)に浮上する計算になる。

 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常損益は0.8億円の黒字(前年同期非連結は1.5億円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-10.4%→3.4%に急改善した。

 ※今期から連結決算に移行。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 ■通期連結業績予想の公表について上記連結業績予想は、「通期個別業績予想の修正について」に記載の数値に、ax株式会社の業績予想を加え、みなし取得日を2019年9月30日としているモーションポートレート株式会社の2019年10月1日から2020年3月31日までの業績予想を織り込んだ数値となります。なお、同じくみなし取得日を2019年9月30日としていたbitcraft株式会社につきましては、吸収合併に伴い2019年10月1日から2020年3月31日までの業績予想をax株式会社の予想値に取り込んでおります。さらには、bitcraft株式会社及びモーションポートレート株式会社の株式取得に伴うアドバイザリー費用、株式取得に伴うのれん償却額の予想も織り込んだ数値となります。なお、2020年3月期末の配当計画につきましては、当社株主還元方針(配当性向50%を基本)に則り算定する予定です。配当性向につきましては、連結決算ベースで算定する方針です。■第2四半期累計期間の個別業績予想と実績値との差異について第2四半期累計期間の売上高につきましては、主にパチンコ・パチスロ機市場に向けたメモリモジュール製品の好調な販売により、当初計画を上回る実績となりました。また、支出面では経費削減が想定以上に進展したことに加え、研究開発費の支出時期が一部後ろ倒しになったことにより、営業利益以下の各利益は予想値を上回る実績となりました。■通期個別業績予想の修正についてパチンコ・パチスロ機向けグラフィックスLSIにつきましては、上期までの販売実績に下期の顧客需要の動向を精査した結果、当初計画の47万個に対し38万個の販売計画に見直しました。一方、同市場向けのメモリモジュール製品は、新規採用社数の増加に加え、採用顧客の好調な販売動向に支えられ、当初計画を大幅に上回る見通しになりました。以上により、売上高につきましては、当初計画に対し12.9%増となる7,900百万円に修正することといたしました。売上総利益につきましては、売上高の増収に伴い当初計画比4.3%増の2,450百万円に、販売費及び一般管理費につきましては、全般的な経費削減の推進により当初計画比1.8%減となる2,200百万円に見直しました。以上により、営業利益250百万円(同127.3%増)、経常利益260百万円(同136.4%増)当期純利益240百万円(同118.2%増)に修正いたしました。
配信元: 株探

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