ベルパーク、今期経常を一転14%増益に上方修正・10期ぶり最高益、配当も22円増額

配信元:株探
投稿:2019/11/06 15:15
 ベルパーク <9441> [JQ] が11月6日大引け後(15:15)に決算を発表。19年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比43.7%増の33.1億円に拡大した。
 併せて、通期の同利益を従来予想の30億円→37億円(前期は32.5億円)に23.3%上方修正し、一転して13.6%増益を見込み、一気に10期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の6.2億円→13.2億円(前年同期は13.4億円)に2.1倍増額し、減益率が53.9%減→1.8%減に縮小する計算になる。

 業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の76円→98円(前期は70円)に増額修正した。

 直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比2.4倍の9.3億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の1.7%→3.6%に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当社グループは、2017年12月末から2019年9月末までの間に、他の代理店からの譲受け等により直営キャリア認定ショップが45店舗増加(約2割増加)し、2019年9月末時点で268店舗となりました。譲り受けた店舗につきましては、移転・改装等に注力するとともに、近隣の当社店舗との連携を図りながら、人材の採用・教育、最適な人材の配置、通信事業者が推進する「電気」及び「クレジットカード」等の契約の取次ぎに注力する体制を整備する等の改革を行いました。これらの結果、販売台数及び継続手数料(※)が当初の計画を上回り、さらには通信事業者からの高評価に伴い支払われる手数料の増加等、2019年12月期第3四半期累計期間における業績が計画を上回りました。 2019年10月以降、「通信料金と端末代金の完全分離」の影響及び消費税率の引き上げ等により、販売台数は減少傾向ではありますが、2019年9月末までの業績を踏まえ、2019年12月期の通期連結業績予想は、売上高が98,000百万円(前回発表予想比3.2%増)、営業利益が3,700百万円(同23.3%増)、経常利益が3,700百万円(同23.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が2,500百万円(同28.9%増)となる見込みであります。※継続手数料新規契約又は機種変更契約を行ったお客様の通信料等に応じて、通信事業者から一定期間受け取る手数料

  当社グループは、株主の皆様への利益還元を経営の重要課題と位置付け、連結配当性向を2020年12月期まで、段階的に30%まで引き上げていくことを基本方針としております。具体的には2019年12月期につきましては連結配当性向25%、2020年12月期につきましては連結配当性向30%を予定しております。 今回2019年12月期の通期業績予想を修正することとなりましたので、上記方針の「2019年12月期 連結配当性向25%」に基づき、2019年12月期の期末配当金予想を前回発表の1株当たり38円から22円引き上げ、60円といたします。これにより、年間の予想配当金は、前期実績の70円から1株当たり28円増配の98円となる予定でございます。
配信元: 株探

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