プロパティＡは一時１４％高、２０年３月期業績及び配当予想を上方修正

　プロパティエージェント<3464.T>は急伸し一時、前日比１５２円（１４．４％）高の１２０８円に買われている。５日の取引終了後、２０年３月期の単独業績予想について、売上高を２２０億円から２３５億円（前期比９．１％増）へ、営業利益を１３億６０００万円から１８億円（同４．０％増）へ、純利益を６億３０００万円から９億４５００万円（同８．４％増）へ上方修正し、減益予想から一転して増益予想としたことに加えて、従来２１円を予定していた期末一括配当を２３円に増額したことが好感されている。

　昨年来から金融機関の融資姿勢や業界環境に不透明感が出ていたことから、主力の収益不動産は販売価格、販売戸数とも保守的に見ていたが、上期では同社の手掛ける立地や商品種別、顧客属性で金融環境の大きな影響はなく好調に推移していることが要因としている。

　なお、第２四半期累計（４～９月）決算は、売上高１３４億１００万円（前年同期比２．４倍）、営業利益１５億７０００万円（前年同期４５００万円）、純利益９億３１００万円（同８３００万円の赤字）だった。

出所：MINKABU PRESS