【買い】オプティム(3694)煮詰まり感が極まり株価上放れ期待、信用倍率0.63倍で売り方はそろそろ限界を迎える◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2019/11/01 18:06

煮詰まり感が極まり株価上放れ期待、信用倍率0.63倍で売り方はそろそろ限界を迎える

業種:情報・通信業
時価総額:743億円
PER:369.58倍
PBR: 25.97倍

 IoTプラットフォームサービスを軸に、スマホなど端末の一括管理サービスをクラウドで提供するほか、様々なOS同士の画面をリモートで共有可能な遠隔サポートも展開。同社の「Optimal Biz」はMDM(Mobile Device Management:モバイルデバイス管理)市場において国内シェアトップクラス。

 同社は、第4次産業革命の中心的企業になるべくAI・IoT・Robot分野に積極的な投資を行っており、AI、IoT利用の在宅医療支援サービスを本格的に展開。また、同社の代表菅谷氏は情報通信分野における「特許資産個人ランキング」で日本一。企業でもIoT分野における国内特許ランキングにおいても大手企業と肩を並べるなど、豊富な知的財産を背景としたライセンス収益が柱となる。

 成長材料に溢れた同社だが割高なバリュエーションを理由に売り方優勢の下落トレンドが続いている。前回の第1Q決算では下落基調を覆すには至らず、今期見通しの不透明感が投資家を悩ませる。株価は煮詰まり感が極まってきており、11/14の中間決算発表を機に保ち合い放れの動きが出やすくなる。足元での信用倍率は0.63倍と売り長の状態にあり、動意づいた際には空売りの買い戻しを誘発しながら踏み上げ相場に突入していくことだろう。

11/6追記 今週に入り、シスメックスと合弁会社設立に向け基本合意や川崎重工と業務提携に関する覚書の締結等を相次いで発表している。更なる拡大に向けて着々と進んでいる様子。
配信元: 達人の予想

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