アンリツは反落、２０年３月期業績予想を上方修正も材料出尽くし感強まる

　アンリツ<6754.T>が反落している。３０日の取引終了後、２０年３月期の連結業績予想について、売上高を１０２０億円から１０３０億円（前期比３．４％増）へ、営業利益を１００億円から１１５億円（同２．２％増）へ、純利益を７５億円から８５億円（同５．１％減）へ上方修正し、これを受けて朝方は高く始まったものの、材料出尽くし感からその後、利益確定売りに押されている。

　主力の計測事業で５Ｇ関連のモバイル市場向け開発用計測器需要が順調に推移しており、特にアジア地域で５Ｇの開発需要が期初の計画を上回る見込みであることが売上高・利益を押し上げるとしている。

　なお、同時に発表した第２四半期累計（４～９月）決算は、売上高４９８億８００万円（前年同期比１２．３％増）、営業利益６６億３２００万円（同９０．５％増）、純利益４６億５６００万円（同４９．０％増）だった。

出所：MINKABU PRESS