業績面が影響して強い動きになる可能性
先週の東京市場は、予想通り、堅調に推移した。米中貿易摩擦の緩和は進んでおり、ここがぶれない限り、日経平均株価は今週、一旦23000円近辺、あるいは23000円台に乗せ、その後、週末3連休前には、短い調整に入る、と考えられる。日経平均は引き続き24000円を目指す動きの途上にあると言えるだろう。
米国でも日本でも、企業業績の発表が来週は相次ぐ。日本では今週、主力銘柄の第2四半期業績発表が続くが、期初に、米中貿易摩擦や日米貿易、為替に関するリスクを踏まえた慎重な業績予想がなされた分、強い数値が出る可能性が高い。企業側にとってみれば、消費税増税による影響を見極めたいので、国内事業の比率が大きい3月決算銘柄は、通期の業績予想を上方修正する動きはまだそれほど出ないかもしれないが、第2四半期業績が良ければ、市場はそれなりに良い反応をするだろう。
米国では、週末にFOMCが予定されており、ここで利下げが実施されるという見方が多い。しかし、現状の米国経済は、短期的な消費のブレはあるものの、基本的にそれほど弱くはなく、企業業績も、一部企業を除けば、堅調な数値が続いている。こういった中で、FRBが利下げをしなかった場合でも、NY市場が大きく下落するリスクは少ないと見る。つまり、今週末は一旦、金融政策待ちによって一休みする可能性はあるものの、利下げのあるなしに関わらず、翌週には引き続き、堅調な地合いは続きそうだ。
米国でも日本でも、企業業績の発表が来週は相次ぐ。日本では今週、主力銘柄の第2四半期業績発表が続くが、期初に、米中貿易摩擦や日米貿易、為替に関するリスクを踏まえた慎重な業績予想がなされた分、強い数値が出る可能性が高い。企業側にとってみれば、消費税増税による影響を見極めたいので、国内事業の比率が大きい3月決算銘柄は、通期の業績予想を上方修正する動きはまだそれほど出ないかもしれないが、第2四半期業績が良ければ、市場はそれなりに良い反応をするだろう。
米国では、週末にFOMCが予定されており、ここで利下げが実施されるという見方が多い。しかし、現状の米国経済は、短期的な消費のブレはあるものの、基本的にそれほど弱くはなく、企業業績も、一部企業を除けば、堅調な数値が続いている。こういった中で、FRBが利下げをしなかった場合でも、NY市場が大きく下落するリスクは少ないと見る。つまり、今週末は一旦、金融政策待ちによって一休みする可能性はあるものの、利下げのあるなしに関わらず、翌週には引き続き、堅調な地合いは続きそうだ。