ボーイングが決算発表受け続伸 悪いニュースが出なかったことで安心感=ダウ採用銘柄

著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/10/24 00:14
 ボーイングが続伸しておりダウ平均をサポートしている。7-9月期決算を発表しており、コア1株利益が予想を下回るなど全体的に低調な決算となった。しかし、市場は依然として運航再開が見えない「737Max」に関して、同社が強気な見方を示したことが買い戻しを誘っているようだ。年内には飛行できるようになると確信していると述べた。

 「737Max」の生産は来年後半までに月間36%増加し、57機になるとの見通しを示している。市場では生産量を削減するのではとの懸念も出ていただけに安心感に繋がったようだ。運航停止による経費は第3四半期に9億ドル増加し、92億ドルに達したが、顧客への補償など追加の費用は見込んでいないとも述べた。

 「737Max」の年内運航再開を疑問視する向きも多いものの、今回はひとまず悪いニュースが出なかったことで安心感が広がっている模様。

(7-9月・第3四半期)
・コア1株利益:1.45ドル(予想:2.16ドル)
・売上高:199.8億ドル
・受注残:4700億ドル
・営業キャッシュフロー:24.2億ドル赤字

(NY時間11:01)
ボーイング 345.82(+8.82 +2.62%) 

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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