TIが弱い見通しを受け大幅安 他の半導体関連株も連れ安=米国株個別

著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/10/23 23:16
 テキサス・インスツルメンツ(TI)が大幅安となっており、他の半導体関連株も連れ安となっている。7-9月期決算を発表しており、売上高は予想を下回ったものの、1株利益は予想を上回った。

 ただ、市場が失望したのが10-12月期の見通しで、1株利益、売上高ともに予想を大きく下回った。テンプルトンCEOは声明で「大半の市場が一段と低迷した」と述べたことも失望感を強めている。

 今回の決算を受けてアナリストからは目標株価の引き下げが相次いでいる。貿易問題が最終需要を含めて広範囲に悪影響を及ぼしている可能性があるとの指摘が出ていたほか、別のアナリストからは、弱い内容は事前に想定されてはいたものの、スマホ市場の底堅さが相殺すると見られていた分、それが実現しなかった点でネガティブ・サプライズだったとの声も出ている。

(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):1.49ドル(予想:1.42ドル)
・売上高:37.7億ドル(予想:38.1億ドル)
・実効税率10%(前年:18%)

(10-12月・第4四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.91~1.09ドル(予想:1.28ドル)。
・売上高:30.7~33.3億ドル(予想:35.9億ドル)

(NY時間10:05)
TI 119.23(-9.34 -7.26%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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