マクドナルド下落 米既存店売上高が予想下回る 競争激化の中、顧客獲得に苦悩=ダウ採用銘柄

著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/10/22 23:44
 マクドナルドが下落しておりダウ平均を圧迫している。7-9月期決算を発表しており、海外を含めた全体の既存店売上高は5.9%増と予想をやや上回ったものの、同社の収益の3分の1を占める米国の既存店売上高が予想を下回ったことが嫌気されている。

 他のファストフード店との競争激化の中、米既存店売上高は広告やメニュー価格の値上げで4.8%の増加を示したものの、特に朝食メニューでの顧客獲得に苦労しており、課題が浮き彫りになっている。また、賃金や原材料コストの上昇が利益を圧迫しており、1株利益及び営業利益は予想を下回った。

 競争激化の中、同社のイースターブルックCEOは配送やモバイルアプリ、ライセンスプレートスキャナーなどのスマートテクノロジーへの多額の投資を行っており、通期の設備投資は約23億ドルになることも示された。また、今年は差し引きで800の店舗増加を見込んでいる。

(7-9月・第3四半期)
・既存店売上高:+5.9%(予想:+5.7%)
  米国:+4.8%(予想:+5.2%)
・1株利益:2.11ドル(予想:2.21ドル)
・売上高:54.3億ドル(予想:54.9億ドル)
・営業利益:24.1億ドル(予想:25.1億ドル)

(NY時間10:34)
マクドナルド 202.90(-6.95 -3.33%) 

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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