【これからの見通し】日本に加えて米加市場休場で手掛かり難、ポンドの変動に注意も
【これからの見通し】日本に加えて米加市場休場で手掛かり難、ポンドの変動に注意も
週明けは東京市場が体育の日で休場。米国はコロンブスデーのため債券市場が休場。カナダは感謝祭で休場となる。主要市場はオセアニア、アジア、ロンドン、欧州などとなる。各市場では流動性が枯渇することから、投資家は積極的な売買を手控える姿勢となっている。
週明けのアジア株式は全般に堅調に推移している。先週末に米中通商協議がひとまず部分合意でまとまったことで、NY株式が大幅高で引けた好ムードを引き継いでいる。今日発表された中国の貿易統計ではドル建てで輸出が3.2%減、輸入が8.5%減と、予想以上に落ち込んだが、市場はそれほどネガティブな反応を示していない。
ドル円は108円台前半、ユーロ円は119円台前半、ポンド円は136円台前半など、先週末の水準からはやや円高方向に動いている。ただ、株式動向の堅調な動きを見る限りは、この円高はポジション調整の範疇であるとみられる。
特に先週末はポンド相場が急伸しており、足元ではその反動の売りが優勢になっているもよう。先週はジョンソン英首相とバラッカー・アイルランド首相の会談で「合意可能な道筋があることで一致した」と報じられた。続いて、バルニエEU首席交渉官とバークレイ英EU離脱担当相の会談のあとに「法的文書の草案作成作業に入るための十分な進展があった」とバルニエ交渉官がEU27か国に説明した。離脱の合意についてかなりの前進がみられた。ただ、EU側からはジョンソン案はまだ不十分との報道もあり、まだまだ気は抜けない状況となっている。
今週のポンド相場の変動も大きくなりそうだ。
今日は英国関連ではカンリフ英中銀副総裁の講演が予定されている。英国とEUの政治動向とともに注目したい。欧州では、ユーロ圏鉱工業生産(8月)が発表れる予定。米国はコロンブスデーの祝日で、主要経済指標の発表は予定されていない。
MINKABU PRESS 松木秀明
週明けは東京市場が体育の日で休場。米国はコロンブスデーのため債券市場が休場。カナダは感謝祭で休場となる。主要市場はオセアニア、アジア、ロンドン、欧州などとなる。各市場では流動性が枯渇することから、投資家は積極的な売買を手控える姿勢となっている。
週明けのアジア株式は全般に堅調に推移している。先週末に米中通商協議がひとまず部分合意でまとまったことで、NY株式が大幅高で引けた好ムードを引き継いでいる。今日発表された中国の貿易統計ではドル建てで輸出が3.2%減、輸入が8.5%減と、予想以上に落ち込んだが、市場はそれほどネガティブな反応を示していない。
ドル円は108円台前半、ユーロ円は119円台前半、ポンド円は136円台前半など、先週末の水準からはやや円高方向に動いている。ただ、株式動向の堅調な動きを見る限りは、この円高はポジション調整の範疇であるとみられる。
特に先週末はポンド相場が急伸しており、足元ではその反動の売りが優勢になっているもよう。先週はジョンソン英首相とバラッカー・アイルランド首相の会談で「合意可能な道筋があることで一致した」と報じられた。続いて、バルニエEU首席交渉官とバークレイ英EU離脱担当相の会談のあとに「法的文書の草案作成作業に入るための十分な進展があった」とバルニエ交渉官がEU27か国に説明した。離脱の合意についてかなりの前進がみられた。ただ、EU側からはジョンソン案はまだ不十分との報道もあり、まだまだ気は抜けない状況となっている。
今週のポンド相場の変動も大きくなりそうだ。
今日は英国関連ではカンリフ英中銀副総裁の講演が予定されている。英国とEUの政治動向とともに注目したい。欧州では、ユーロ圏鉱工業生産(8月)が発表れる予定。米国はコロンブスデーの祝日で、主要経済指標の発表は予定されていない。
MINKABU PRESS 松木秀明
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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