マザーズ指数は3日ぶりに小反発、外部環境の好転受けて投資マインド改善

配信元:フィスコ
投稿:2019/10/01 18:17
 本日のマザーズ指数は外部環境の好転を受けて3日ぶりに小反発となった。米財務省報道官が中国企業の米株式市場での上場廃止を検討しているとの先週の報道を否定したことから、前日の米国市場では買いが先行。また、中国政府が同国企業に対して米国産大豆を報復関税なしに購入することを認めたことなども寄与した。報道に対する否定発言については、日本市場においては昨日の時点ですでにある程度織り込まれてはいたが、寄り付き前に発表された9月の全国企業短期経済観測調査(短観)の業況判断(DI)が、製造業・非製造業ともに市場予想を上回ったことや、為替が1ドル=108円20銭台までの円安水準に突入したことなどが個人投資家心理の改善に一層寄与した。
ただ、この先の米中協議の行末や各国経済指標の結果を見極めたい背景から積極的に買い持ち高を増やしづらく、利食い売りも散見され、午後に入ってからは上げ幅を縮めた。
 個別では、売買代金上位において、舞台表現技術で高い評価を得ている劇団飛行船と資本業務提携したブシロード<7803>をはじめ、消費増税に伴うポイント還元に関する思惑から買われたビリングシステム<3623>、7日付で東証一部に鞍替えとなることからパッシブファンドの需要期待が高まったSHIFT<3697>、NTTドコモ<9437>とRPA事業で業務委託契約を締結したAMBITION<3300>などが大幅上昇となった。一方で、サンバイオ<4592>やKudan<4425>アクセルマーク<3624>、TKP<3479>オンコリス<4588>などが大きく下落した。売買代金は概算で671.63億円。騰落数は、値上がり163銘柄、値下がり117銘柄、変わらず15銘柄となった。
 なお、本日マザーズ市場に新規上場したパワーソリューションズ<4450>は公開価格と同じ2000円の買い気配でスタートした後は、気配値を切り上げる展開が続いていたが、結局この日は値がつかず、気配値上限の4600円の買い気配で上場初日の取引を終えた。
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配信元: フィスコ

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