業績改善の遅れがみられる一方で株価は反騰強める動き
業種:その他製品
時価総額:279億円
PER:11.59倍
PBR: 1.70倍
希少金属のプラチナを中心に貴金属の製造・加工・分析・回収を行っており、加工などが難しいイリジウムの結晶製造容器(るつぼ)なども取扱っている。その他レアメタルの回収・精製・改鋳に強みがあり、独自の技術で薄膜形成に使用されるスパッタリングターゲットなども製造する。
業績面においては8/7の決算発表にて今期予想を開示し、前期までの増収増益基調を見直すこととなった。売上高は5%減収の200億円水準を維持するものの、利益面では米中貿易摩擦の影響を懸念して軒並み20%超の減益計画としている。ただし、足元ではケミカル事業の拡大観測も浮上する中で前期比4倍近い設備投資計画を打ち出しており、積極的な攻めの経営姿勢を評価したいところではある。
また、直近で京都大学などと排ガス浄化などに用いられる固溶ナノ合金の量産化技術を確立させたなどとも伝わっており、今後ナノスケールの電子材料、磁性材料、光学材料への応用なども期待される。
株価は9月初旬に25日移動平均線を上抜けてからは連日で強含みの推移となり水準を大きく回復。週足では上値抵抗とみられてきた26週移動平均線を上抜けてきており強含みが期待されるところである。5月の決算発表前には5000円台で推移していた銘柄であるだけに、調整含みではあっても底堅い戻りが期待できそう。
(9/30現在)
時価総額:279億円
PER:11.59倍
PBR: 1.70倍
希少金属のプラチナを中心に貴金属の製造・加工・分析・回収を行っており、加工などが難しいイリジウムの結晶製造容器(るつぼ)なども取扱っている。その他レアメタルの回収・精製・改鋳に強みがあり、独自の技術で薄膜形成に使用されるスパッタリングターゲットなども製造する。
業績面においては8/7の決算発表にて今期予想を開示し、前期までの増収増益基調を見直すこととなった。売上高は5%減収の200億円水準を維持するものの、利益面では米中貿易摩擦の影響を懸念して軒並み20%超の減益計画としている。ただし、足元ではケミカル事業の拡大観測も浮上する中で前期比4倍近い設備投資計画を打ち出しており、積極的な攻めの経営姿勢を評価したいところではある。
また、直近で京都大学などと排ガス浄化などに用いられる固溶ナノ合金の量産化技術を確立させたなどとも伝わっており、今後ナノスケールの電子材料、磁性材料、光学材料への応用なども期待される。
株価は9月初旬に25日移動平均線を上抜けてからは連日で強含みの推移となり水準を大きく回復。週足では上値抵抗とみられてきた26週移動平均線を上抜けてきており強含みが期待されるところである。5月の決算発表前には5000円台で推移していた銘柄であるだけに、調整含みではあっても底堅い戻りが期待できそう。
(9/30現在)