◆前日とは“真逆” - “リスク回避姿勢”は後退
※ご注意:予想期間は9月27日と表示されていますが、本日(9月26日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
まさに日替わりメニュー…。
前日台頭した「米中貿易交渉難航」「トランプ大統領弾劾の可能性」への警戒感は緩み、“リスク回避姿勢”は巻き戻されていきました。
幅広い通貨に対して“ドル買い戻し”が進み、前日に“107円割れ”へと売り込まれたドル円ですが、昨日はすぐさま“107円後半”へと値を戻しています。
◆慎重姿勢(戻り売り)が意識されやすい局面だが…?
マーケットの目は「米中通商協議(閣僚級)」へ向いている印象を考えれば、ここからの“さらなる上値追い”には慎重姿勢が見られてもおかしくないところです。
しかし「8月急落前レンジ(107-109円)」の観点で考えれば、“下限”に接していた昨日とは異なり、現行水準は“まだ下半分”に存在しています。
“107円割れ”で下げ渋った直後ということを加味すれば、目先は“108円回復を試す”と見るのが自然(期待?)…。
「要人発言(黒田日銀総裁/クラリダFRB副議長/ドラギECB総裁等)」が目白押しとなる本日は、“実需絡みの急変動”が想定される「スポット取引の月末/四半期末最終応当日」にも当たります。
少なくとも「大きく変動する(させる?)要因には事欠かない」という点は、頭の片隅に入れておきたいところです。
もちろんこれは、“逆(下方向)”に対してもいえることですが…。
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:108.845(+2σ)
上値4:108.474(9/18-19高値、週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:108.084(9/20高値、+1σ、9/18~9/24の76.4%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値2:108.000(大台)
上値1:107.882(9/25高値、100日移動平均線、9/18~9/24の61.8%戻し水準)
前営業日終値:107.757(日足・一目均衡表転換線)
下値1:107.635(20週移動平均線)
下値2:107.530(9/24~9/25の38.2%押し)
下値3:107.422(9/24~9/25の50%押し)
下値4:107.299(20日移動平均線、9/24~9/25の61.8%押し)
下値5:107.183(日足・一目均衡表先行スパン上限、ピボット1stサポート)