ドル円、米中摩擦緩和+好調米経済指標で107円台。

著者:遠藤寿保
投稿:2019/09/06 09:27

マーケットコンディション

昨日のドル円は、106.35円で始まると、東京時間、「米中が10月にワシントンで通商協議を開催」とのニュースを受け、日経平均・米長期金利が上昇し、「米ドル/円」は106.75円まで上昇。ロンドン時間は106円台半ばで堅調推移。NY時間、「米中が閣僚級の貿易協議を10月初めにワシントンで開催することで合意」とのニュースを受け、リスクオン状態。また、8月米ADP雇用統計は予想14.9万人に対し19.5万人、8月米ISM非製造業指数は予想54.0に対し56.4と上振れると、ドル円は107.23円まで上昇し、106.94円でクローズをむかえた。

ドル円、米中摩擦緩和+好調米経済指標で107円台。

昨日は、米中貿易摩擦緩和+好調米経済指標で107円突破。昨日、107円台の滞空時間こそ長くはなかったが、日付が変わっても107円台をつけている。本日の米雇用統計が強い数値となれば、もう一段の上げもある。ただ、逆に弱い数値の場合は、一気に105円台という流れもありそうなので、注意が必要か。
テクニカル的には、8/1の高値109.31円から8/26の安値104.44円の下げ幅に対し23.6%(105.58円)から50%(106.87円)のレンジを上抜けた状態で、次の目標が61.8%の107.44円となる。
中長期の下方向に予測変更はない。米雇用次第ともいえるが、目先108円前後の戻りはありそう。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想