世界的な製造業の減速懸念が高まる中、米8月ISM製造業景況指数の結果に注目
【基調】
方向感模索
【注目イベント】
・9/3 米8月ISM製造業景況指数
・米長期金利、主要国株価
【本文】
今月1日、米国が対中関税第4弾の一部を予定通りに発動すると、中国も通告済みの報復関税を発動。さらに昨日は、9月に開催予定の米中閣僚級通商協議について、交渉再開に向けた基本的な条件で両者はまだ一致しておらず、日程もまだ決まっていない事が報じられた。市場はこれらに強い拒否反応を示してはいないが、米中貿易戦争は収束の兆しすら見えない状況にあるようだ。その米中貿易戦争の影響で世界的に製造業の業況が悪化する中、本日は米8月ISM製造業景況指数が発表される。市場予想では、51.2と前月からの横ばいが見込まれているが、予想外の悪化には注意が必要だろう。仮に50.0を割り込むようだと、米債市場の「逆イールド」に続く米景気後退のシグナルと受け止められる可能性がある。一方で予想値から大きく乖離しなければ、6日の米8月雇用統計待ちのムードが広がりそうだ。
方向感模索
【注目イベント】
・9/3 米8月ISM製造業景況指数
・米長期金利、主要国株価
【本文】
今月1日、米国が対中関税第4弾の一部を予定通りに発動すると、中国も通告済みの報復関税を発動。さらに昨日は、9月に開催予定の米中閣僚級通商協議について、交渉再開に向けた基本的な条件で両者はまだ一致しておらず、日程もまだ決まっていない事が報じられた。市場はこれらに強い拒否反応を示してはいないが、米中貿易戦争は収束の兆しすら見えない状況にあるようだ。その米中貿易戦争の影響で世界的に製造業の業況が悪化する中、本日は米8月ISM製造業景況指数が発表される。市場予想では、51.2と前月からの横ばいが見込まれているが、予想外の悪化には注意が必要だろう。仮に50.0を割り込むようだと、米債市場の「逆イールド」に続く米景気後退のシグナルと受け止められる可能性がある。一方で予想値から大きく乖離しなければ、6日の米8月雇用統計待ちのムードが広がりそうだ。