ボックスの下限近くは積極的に
東京市場は、米中貿易摩擦問題と、それに伴うドル円の動きに左右され続けている。先週は、米中が対話に戻るという見通しが優勢となり、日経平均は今のところのボックスの上限となる20750円近辺で引けている。
つまり、足下の相場展開では、悲観的な材料で20100円、楽観的な材料で20750円という、この上下650円の範囲で市場は材料を消化している。そして今週は引き続き、上には行きづらい展開だろう。日経平均は、20100円に向け徐々に下落するか、ボックス圏を上下に大きく動くか、という状況になりそうだ。
とはいえ、この狭いボックス圏での動きは最終局面にあると思われる。今年の3月以降、日経平均のボックス圏はほぼ1か月で次の価格帯へ移動している。今回は8月5日からこのゾーンにあることを考えると、来週にはそのゾーンを変えることが考えられる。問題はそれが下になるか上になるか、だが、大きな事件がなければ、相場は上へ行きたがっているはずだ。
今週、米国では、週明け休場(レイバーデイ)から金曜日は雇用統計の発表へと、微妙な日程となっている。東京市場も、日経平均採用銘柄の入替え発表(有無は不明)、さらに次の週の週末はメジャーSQが待っており、積極的に動きにくい状況は同じだろう。また、その次の週はFOMCが待っており、利下げの状況を見極める相場となりそうだ。
ただし、中国は交渉に前向きな姿勢が垣間見られるようになっている。これが最もバリューがある情報の一つであり、この動きが鮮明になれば、日経平均は上に行くだろう。また、FOMCによる利下げ決定が、もし期待外れであったとしても、そのこと自体が米国景気の悪化がそれほどでもないというサインであり、ドル高を招くことで東京市場には下支え材料になる。今週以降、ボックスの下限近くは、積極的な対応を検討すべきだろう。
つまり、足下の相場展開では、悲観的な材料で20100円、楽観的な材料で20750円という、この上下650円の範囲で市場は材料を消化している。そして今週は引き続き、上には行きづらい展開だろう。日経平均は、20100円に向け徐々に下落するか、ボックス圏を上下に大きく動くか、という状況になりそうだ。
とはいえ、この狭いボックス圏での動きは最終局面にあると思われる。今年の3月以降、日経平均のボックス圏はほぼ1か月で次の価格帯へ移動している。今回は8月5日からこのゾーンにあることを考えると、来週にはそのゾーンを変えることが考えられる。問題はそれが下になるか上になるか、だが、大きな事件がなければ、相場は上へ行きたがっているはずだ。
今週、米国では、週明け休場(レイバーデイ)から金曜日は雇用統計の発表へと、微妙な日程となっている。東京市場も、日経平均採用銘柄の入替え発表(有無は不明)、さらに次の週の週末はメジャーSQが待っており、積極的に動きにくい状況は同じだろう。また、その次の週はFOMCが待っており、利下げの状況を見極める相場となりそうだ。
ただし、中国は交渉に前向きな姿勢が垣間見られるようになっている。これが最もバリューがある情報の一つであり、この動きが鮮明になれば、日経平均は上に行くだろう。また、FOMCによる利下げ決定が、もし期待外れであったとしても、そのこと自体が米国景気の悪化がそれほどでもないというサインであり、ドル高を招くことで東京市場には下支え材料になる。今週以降、ボックスの下限近くは、積極的な対応を検討すべきだろう。