イベント控え底堅さが期待されるところ

配信元:フィスコ
投稿:2019/08/19 12:16
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;20525.45;+106.64TOPIX;1491.44;+6.15

[後場の投資戦略]

 日経平均は、ギャップスタートとなったが、これまで同様、その後はこう着感の強い相場展開をみせている。これまでもギャップアップではその後のこう着で陰線を形成、反対にギャップダウン後は陽線を形成する傾向にある。結局のところはギャップスタートで短期筋の仕掛け的な動きからトレンドが出るものの、その後早いタイミングでカバーされるといったところであろう。とはいえ、まずは突破した5日線レベルでの踏ん張りをみせたいところである。

 また、米中対立への警戒感は根強いだろうが、市場の関心はカンザスシティ連銀主催による定例の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)のほか、先進7カ国(G7)
首脳会議(サミット)となる。金融政策へ関心が集まりやすく、いったんは足元で傾いているポジションのカバーが意識されやすいだろう。パウエルFRB議長が23日に講演を行う予定であり、米追加利下げへの思惑が高まりやすいなかで、足元では催促相場的に下げていた面もある。いったんは為替の円高修正も意識されやすく、全体としての底堅さが期待されるところであろう。物色対象は定まりづらいが、押し目拾いのスタンスに。
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配信元: フィスコ