ドル円、チョッピーな動き。

著者:遠藤寿保
投稿:2019/08/16 09:34

マーケットコンディション

昨日のドル円は105.87円で始まると、東京時間は仲値にかけて106.03円をつけるが、その後は105.90円を挟む小動き。ロンドン時間、まとまった買いが入り、断続的にストップロスを巻き込むと、ドル円は106.78円まで急伸。しかし、直ぐに106.20円を挟むレベルに落ち着いた。NY時間、中国政府が米国の対中制裁関税「第4弾」に対する報復措置を取る方針を示すと、ドル円は105.70円まで売り込まれるが、7月米小売売上高が予想0.3%に対し0.7%・8月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数が予想10.0に対し16.8と上振れた事などを受け106.34円まで買い戻された。その後は方向感がなく106.08円でクローズをむかえた。

ドル円、チョッピーな動き。

日本がお盆休暇中ということもあり、全体的にも流動性が低かった。欧州時間の上げは、ほぼ要因不明。流動性が低い場合、ちょっとした材料で跳ねる(チョッピー)動きとなった。
テクニカル的には、日足一目均衡表で8/14(水)に①転換線<基準線となり、三役逆転となり、「強い売りシグナル」発生中。
本日は、お盆休暇の最終で週末なので流動性の低い状態が継続。チョッピーな動きには警戒が必要か。

遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想