【売り】三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)直近軟調傾向にお盆の間は調整続くか?=フェアトレード田村祐一

著者:田村祐一
投稿:2019/08/12 07:52

8月第2週の注目銘柄

■注目理由
 決算発表後に上昇もその後急落。背景に相場全体の下落がありますが、その後の回復は下落前の水準に戻らず、お盆の間は軟調に推移と判断します。

■事業概要
 国内最大の金融グループです。傘下には銀行、信託、証券、カードなど多数。海外事業の拡大が進んでいます。時価総額約6兆9,678億29百万円。 PBR約0.4倍。

■足もとの業績
 直近7月31日発表の2020年3月期第1四半期決算では、経常収益1兆8034億33百万円(前年同期比+9.9%)、四半期純利益3910億67百万円(同+24.1%)となっています。

■テクニカル分析
 下降する75日移動平均を直近25日移動平均線が上抜けしています。しかし、その後に急落したことで再度下抜けする可能性も出てきています。8月に入っての大きな下落で現在はリバウンド局面となり、回復している銘柄もある中、同社株価は下落したままの水準です。市場参入者も少なくなることから、慎重なスタンスで臨むべきと判断します。

■システムトレード分析
 システムトレードの検証では、同社株の8月第2週の勝率が38.8%(7勝11敗0分)となっており、8月の第2週は株価が下がりやすい傾向が見られます。8月の序盤に注目したい銘柄です。
田村祐一
フェアトレード(株)所属
配信元: 達人の予想

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