今夜の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也

著者:神田卓也
投稿:2019/08/09 15:34

今夜の注目材料は

東京市場のドル/円は、米中対立懸念が高まり105.70円台まで売りが先行。その後、中国人民元の堅調推移などから106.00円台へと反発する場面もありましたが、日本株の取引終了後には再び105.80円台に弱含むなど上値の重い展開となっています。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。

8/9(金)
17:30 英6月GDP
17:30☆英4-6月期GDP・速報値
17:30 英6月貿易収支
17:30☆英6月鉱工業生産指数
17:30 英6月製造業生産高
21:15 カナダ7月住宅着工件数
21:30 カナダ6月住宅建設許可件数
21:30☆カナダ7月雇用統計
21:30 米7月生産者物価指数

※☆は特に注目の材料

ドル/円は、106円台を維持できずに今週2度に渡ってサポートされた105.50円前後を再び試す流れのように見えます。本邦年金基金の買い観測などで「ステルス介入」と噂された水準でもあるので、もし下抜ければ下落に弾みが付く事も考えられます。円高警戒の金曜日の欧米市場という事になりそうです。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
配信元: 達人の予想