注目銘柄ダイジェスト(前場):オリコン、エスイー、SUBARUなど

配信元:フィスコ
投稿:2019/08/06 12:08


サントリーBF<2587>:4480円(+185円)
大幅反発。前日に発表した上半期決算が好感材料となっている。営業利益は509億円で前年同期比9.7%減益だったが、1-3月期の33.1%減益に対して、4-6月期は331億円、同11.0%増益に転じている。市場予想は25億円程度上振れた。国内飲料事業が増益となったほか、アジア飲料事業が想定以上に好調であった。なお、7月の国内飲料事業は梅雨明けの遅れで厳しいスタートになったと見られているもよう。


SUBARU<7270>:2728円(+174.5円)
大幅続伸。前日の取引時間中に第1四半期決算を発表、その後は切り返し、本日も上値追いの動きが続く形になっている。営業利益は922億円で前年同期比48.4%増益、600億円程度であった市場コンセンサスを大幅に上回るポジティブサプライズと捉えられている。Ascent、Foresterなどの新型車やOutbackなどの米国販売好調が好業績の背景。インセンティブ削減なども進み、今期業績コンセンサスが一気に切り上がる形のようだ。


太陽誘電<6976>:2161円(-43円)
前引け時点で反落となったが、前日に発表した第1四半期決算が好感される場面もあった。営業利益は96億円で前年同期比60.4%の大幅増益、市場予想を10億円程度上回る着地になっている。MLCCが順調に拡大、固定費や価格下落の抑制が奏効して、会社計画も大きく上回ったとみられる。第2四半期MLCCは期初計画よりやや鈍化見通しだが、競合の韓国メーカーの売上動向から足元で警戒感も高まっていたため、上振れ決算を受け見直す向きも。


ソフトバンク<9434>:1466.5円(+8円)
逆行高。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は2689億円で前年同期比22.0%増益となった。新規に連結したヤフー<4689>を前年同期に遡及修正したベースでは同3.7%増益となっている。ヤフーの減益やPayPayのマイナス影響を、コンシューマの好調でカバーし実質増益を確保した。市場想定を上回る堅調な決算確認で安心感、高い配当利回り水準を評価する動きが強まる形に。


ブライトパス<4594>:313円(+15円)
急伸。がんペプチドワクチン「GRN-1201」のメラノーマ対象第1相臨床試験の結果、主要評価項目である安全性・忍容性及び副次評価項目の免疫応答が確認できたと発表している。また、現在進められている第2相臨床試験では、ペンブロリズマブの併用により単剤の場合を上回るがん免疫誘導が発揮され、主要評価項目の奏効率に結びつくことが期待されているという。発表を受けて新薬開発に対する期待が高まり、買いが膨らんでいる。


エスイー<3423>:313円(+21円)
年初来高値。20年3月期第1四半期(19年4-6月)の営業利益が前年同期実績0.20億円の約17倍となる3.33億円になったと発表している。建設用資機材の製造・販売事業でケーブル製品分野やコンクリート製品分野が伸長し、増益に寄与した。建築用資材の製造・販売事業も順調に伸びた。通期予想は前期比3.0%増の11.53億円で据え置いた。進捗率は28.9%に達しており、好業績を受けて買いが膨らんでいる。


オリコン<4800>:1386円(+127円)
急伸。20年3月期第1四半期(19年4-6月)の営業利益を前年同期比78.8%増の2.89億円、純利益を86.6%増の1.76億円と発表している。顧客満足度(CS)調査事業やニュース配信・PV事業が好調に推移し、増益をけん引した。データサービス事業も堅調だった。通期の営業利益予想は非開示、純利益予想は前期比25.1%増の7.23億円で据え置いた。純利益の進捗率は24.3%。



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配信元: フィスコ

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