米9月利下げ確率が100％に
2日のドル/円は終値ベースで約0.7％下落。トランプ米大統領の対中関税第4弾を受けて下落した前日の流れを引継ぎ、東京市場で107円台を割り込んだ。NY市場では米7月雇用統計後に107円台を回復する場面もあったが、米国債利回り低下が重しとなり106.51円前後まで下値を切り下げた。なお、米金利先物は米連邦準備制度理事会（FRB）が9月に少なくとも25bpの利下げに動く確率を100％織り込んでいる。パウエルFRB議長が「7月の利下げは下方リスクに対する『保険』の意味合い」と述べたことを踏まえると、9月利下げ観測の高まりはやや性急すぎる動きであり、修正が入る余地も大きそうだ。米国債利回りの落ち着きどころが定まらない中、ドル/円相場も不安定な動きが続きそうだ。
