今夜の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也

著者:神田卓也
投稿:2019/08/02 15:45

今夜の注目材料は

東京市場のドル/円はNY時間のリスク回避ムードの流れを引き継ぎ、米中貿易摩擦の再燃懸念で売りが先行。6月以来の安値となる106.80円台まで下げ幅を拡大する場面もありました。下落一巡後は107.00円を挟んでもみ合い相場が続いており、欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。

8/2(金)
17:00 ノルウェー7月失業率
17:30 英7月建設業PMI
18:00 ユーロ圏6月生産者物価指数
18:00 ユーロ圏6月小売売上高
21:30 カナダ6月貿易収支
21:30☆米6月貿易収支
21:30☆米7月非農業部門雇用者数
21:30☆米7月失業率
21:30☆米7月平均時給
23:00 米6月製造業新規受注
23:00 米7月ミシガン大消費者信頼感指数・確報値
26:45☆トランプ米大統領、EU貿易に関する発表
-----☆日米閣僚級貿易協議(ワシントン、最終日)
※☆は特に注目の材料

今夜は月に一度のビッグイベント米雇用統計が予定されていますが、どうやら市場は米中貿易戦争に関心を奪われているようです。米中関係悪化による世界景気減速を懸念した株安・債券高(金利低下)の動きがどこまで広がるのか、要注目です。また、今夜はトランプ大統領がEU貿易に関する発表を行うと報じられています。対中関税第4弾を打ち出した翌日だけに内容が気になるところです。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
配信元: 達人の予想