今夜から明朝の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也

著者:神田卓也
投稿:2019/08/01 15:54

今夜から明朝の注目材料は

東京市場のドル/円は、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言を受けたドル高の流れを引き継ぎ、約2カ月ぶりに109.30円台まで続伸しました。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。

8/1(木)
16:50 仏7月製造業PMI・改定値
16:55 独7月製造業PMI・改定値
17:00 ユーロ圏7月製造業PMI・改定値
17:30☆英7月製造業PMI
20:00☆英MPC政策金利
20:00☆英MPC議事要旨
20:00☆BOEインフレリポート
20:30☆カーニーBOE総裁会見
20:30 米7月チャレンジャー人員削減数
21:30 米新規失業保険申請件数
22:45 米7月製造業PMI・改定値
23:00☆米7月ISM製造業景況指数
23:00 米6月建設支出
----- 日米閣僚級貿易協議(ワシントン、2日まで)

8/2(金)
08:50 日銀金融政策決定会合議事要旨
10:30 豪4-6月期生産者物価指数
10:30 豪6月小売売上高

※☆は特に注目の材料

昨晩の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の会見でパウエルFRB議長は、25bpの利下げについて「下方リスクに対する保険が狙い」で、「緩和サイクルの開始を必ずしも意味しない」と説明しました。それでも次回9月FOMCでの25bp追加利下げ確率は50%以上です。米7月ISM製造業景況指数の結果は9月利下げの思惑に影響する公算が大きく、その分ドルの反応も強めに出る可能性があります。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
配信元: 達人の予想