ドル/円、改めて「109円の壁」に挑む
昨日のドル/円は終値ベースで約0.1%上昇。米連邦公開市場委員会(FOMC)は予想通りに25bp(0.25%)の利下げを決めたが、その後の会見でパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が「必ずしも利下げサイクルの始まりではない」などと発言したため、ドルが強含んだ。一方で、FRBの姿勢に失望する形で米国株が下落する中、円もドル以外の主要通貨に対して上昇。このため、ドル/円は109.00円付近で伸び悩む上値の重い展開となった。
こうした中、ドル/円は改めて「109円の壁」を意識した相場展開となりそうだ。過剰に織り込んでいた追加利下げの思惑後退により、米長期金利が上昇しやすい地合いのためドルの上昇は持続する公算が大きい。そうなると「109円の壁」を突破するためのカギは、主要国の株価動向(を受けた円の動き)という事になるだろう。FOMCの利下げは、世界景気の減速を防ぐための予防的措置である事を踏まえれば、過度なリスクオフに陥る事はないのではないだろうか。米国株が反発するようなら、ドル/円が「109円の壁」を軽々と越える可能性もありそうだ。
こうした中、ドル/円は改めて「109円の壁」を意識した相場展開となりそうだ。過剰に織り込んでいた追加利下げの思惑後退により、米長期金利が上昇しやすい地合いのためドルの上昇は持続する公算が大きい。そうなると「109円の壁」を突破するためのカギは、主要国の株価動向(を受けた円の動き)という事になるだろう。FOMCの利下げは、世界景気の減速を防ぐための予防的措置である事を踏まえれば、過度なリスクオフに陥る事はないのではないだろうか。米国株が反発するようなら、ドル/円が「109円の壁」を軽々と越える可能性もありそうだ。