【買い】カプコン（9697）直近下落し、軟調傾向も再び上昇局面を迎えると判断＝フェアトレード田村祐一

8月の好勝率銘柄

■注目理由
　格闘ゲームなどEスポーツの発展を背景に今後の同社の成長に期待。株価が変動しやすい傾向にありますが、徐々に上昇することを期待します。

■事業概要
家庭用ゲームソフトを開発しています。アクション系の作品を軸に人気ソフトを開発。スマートフォン向けソフトなどのデジタルコンテンツ開発にも注力しています。時価総額約3109億円。PER約17.51倍、PBR約2.7倍。

■足もとの業績
　5月発表の2019年3月期決算では、売上高1000億31百万円（前年同期比+5.8％）、営業利益181億44百万円（同+13.1%）、当期利益125億51百万円（前年同期比+14.8％）となっています。なお、8月1日には第1四半期決算を予定しています。

■テクニカル分析
　4月19日に年初来高値2,553円を更新したものの、その一ヶ月後の5月15日には年初来安値2,032円を付けるなど、値動きが大きな印象です。やや75日移動平均線が下降しつつも、25日移動平均線は上向きつつあり、7月末時点での同社株価は、大きく上昇しています。決算内容にもよりますが、今後は上昇の兆しがあり、引き続き上昇していくことに期待しています。

■システムトレード分析
　システムトレードの検証では、同社株の8月の勝率が61.1%（11勝7敗0分）となっており、8月は株価が上がりやすい傾向が見られます。8月の投資銘柄として注目しておきたい銘柄です。