焦点のFOMC
本日最大の注目イベントは米連邦公開市場委員会(FOMC)。利下げが確実視されており、焦点は政策金利の引き下げ幅と追加利下げへの姿勢となる。米金利先物市場は今回の25bp(0.25%)利下げを100%織り込むとともに、年内もう一度の25bp利下げを90%以上織り込んでいる。FOMCの発表とパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見がこうした金利先物市場の想定に沿った内容であれば、ドル相場は(一時的に乱高下する事はあっても)大きな変動には繋がらないだろう。一方、今回のFOMCでサプライズがあるとすれば利下げ幅が50bp(0.50%)になった場合(ドル売り)や、追加利下げへの明確な示唆がなかった場合(ドル買い)と考えられる。その他、株式市場の反応にも注目しておきたい。仮に米株式市場がFOMCの決定を「期待したほどハト派的ではない」と受け止めた場合は、失望的な株安・円高に振れる可能性もある。