ドル円、3連続伸だが。

著者:遠藤寿保
投稿:2019/07/30 09:44

マーケットコンディション

昨日のドル円は108.66円で始まると、東京時間、実需と見られる売りで108.41円まで下押し。しかし、下落で始まった日経平均が下げ幅を縮小するなどを受け、ドル円は108.60円前後まで買い戻された。ロンドン時間、英国のジョンソン政権がEUからの「合意なき離脱」を想定して行動していく方針を表明すると、ポンドが急落。ドル円は108.60円台で小動き。NY時間、ポンドドル下落によるポンド売り・米ドル買いで、ドル円は108.89円まで上昇し、108.78円でクローズをむかえた。

ドル円、3連続伸だが。

昨日は、経済指標などの材料はなかったが、英国ジョンソン政権が動いた。ポンド円は、ブレクジット時の安値を更新。ただ、ドル円にとっては、ポンドドル下落によるドル買いとポンド円下落による円買いが相殺され、ややドル買いとして反応。
テクニカル的には、Wボトムのネックラインとなる7/10の高値108.98円を超えるかに注目。テクニカルのみを考えると111円を目指す可能性がある。また、109円越えには、断続的に売り注文やストップロスの買いも、あるようなので、上振れリスクには警戒が必要。ただ、明日のFOMCまでは、フライング的な動きは、ないのではないか。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想