日銀の出方に注目
昨日のドル/円は終値ベースで約0.1%上昇。ポンド安の影響などからドルが強含む展開となり、一時108.90円付近まで上値を伸ばした。チャート上の重要ポイントであり、心理的な節目でもある109.00円を超えられるかが本日の焦点となりそうだ。注目イベントは日銀金融政策決定会合。日銀は展望リポートで物価見通しを下方修正すると見られており、低金利維持の期間に関する「フォワードガイダンス」の延長を検討しているとの観測報道もある。日銀にとって最悪のシナリオは、金融緩和競争から日銀が脱落したと市場に受け止められて円高が進行する事だろう。明日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で少なくとも25bpの利下げが決まるのは確実と見られるだけに、日銀の出方が注目されている。