今夜から明朝の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也

著者:神田卓也
投稿:2019/07/29 15:38

今夜から明朝の注目材料は

東京市場のドル/円は、108.40-60円台の小幅なレンジで「往って来い」の展開となりました。実需のドル売り観測などから仲値公示にかけて弱含んだものの、その後は持ち直しています。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。

7/29(月)
17:30 英6月消費者信用残高
17:30 英6月マネーサプライM4

7/30(火)
07:45 NZ6月住宅建設許可件数
08:30 日本6月完全失業率
08:50 日本6月鉱工業生産
10:30 豪6月住宅建設許可件数
-----☆日銀金融政策決定会合
※☆は特に注目の材料

今夜はドル/円相場直撃系の材料はありません。明日に日銀金融政策決定会合、明後日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて「嵐の前の静けさ」が広がりそうです。節目の109.00円に近付くと上値が重い半面、108円台前半では下値が堅い相場展開が見込まれます。ただ、本日は月末スポット応答日にあたるため、ロンドンフィキシング(日本時間24時)の前後などでの不規則変動には念のため注意しておきましょう。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
配信元: 達人の予想