ドル/円、109円の壁
26日のドル/円は終値ベースでほぼ横ばい。米4-6月期国内総生産(GDP)・速報値が予想を上回ると108.80円台まで上値を伸ばしたが、月初来高値(108.99円前後)の手前で伸び悩んだ。この「109円の壁」は本日も意識されそうだ。仮に109円を超えられれば、日足ダブルボトムが完成し、上昇トレンド入りも視野に入る。もっとも、そうしたチャート上の重要ポイントだけに戻り売り意欲も強いと見られる。本日のところは手掛り材料も少なく、明日以降に重要イベントを多く控えている事から動意は限られる公算が大きい。なお、本日は月末スポット応答日となる。仲値公示やロンドンフィキシングの前後などでは実需の売買が交錯する事で不規則変動に繋がりやすいため注意が必要だろう。