【買い】4826：ＣＩＪ

思惑に期待。

光通信が保有している銘柄の株価が急騰するケースがここのところテーマにもなっているが、今週においても東京市場を賑わしている。

＜3727＞アプリックスは光通信との業務提携を発表し、同社が筆頭株主となると伝わるとストップ高を演じ、発表前の株価から約2倍のところまで上昇する場面もあった。

＜7677＞ヤシマキザイは1か月前に上場した銘柄であるが、光通信の創業者の息子、重田光時氏が同社に対しての大量保有報告を発表すると株価は上昇基調を強めた。

また、同氏からの大量保有報告はその後も何度か発表され最初の報告時からの保有比率5.57％→11.0％にまで増加。ヤシマキザイの株価は本日上場来高値を付けた。

光通信の大量保有が思惑を呼んでいることもあり、同社株価も先月安値から15％程上昇する場面もあった。

今月はほぼ往って来いとなるところまで下落してしまったが、安値は75日線レベルでキッチリとサポートされ短期トレンドは再度上昇に転換し始めたところだ。

同社の事業環境は、IT需要の高まりにより顧客のソフトウェア関連の設備投資は堅調であり、プロジェクトマネージャ等の高度な技術者をはじめIT技術者全般の需要は依然として高く、慢性的な人材不足の状態が続いていることから今後の業績の伸びに期待が持てる状況になっている。

光通信の思惑を抜きにしても期待が持てる企業であると考え、ちょうど上昇に転じ始めたこのタイミングをテクニカル的な観点からも狙ってみたい。