米GDPでダブルボトムを完成させられるか
【基調】
戻り試し
【注目イベント】
・7/26 米4-6月期GDP・速報値
・米長期金利、主要国株価
【本文】
ドル/円は、昨日のNY市場で108.75円前後まで上伸。欧州中銀(ECB)が金融緩和の前倒しを見送り、ユーロ圏主要国の国債利回りが上昇すると、米国債もこれにつれて利回りが上昇したため、相対的に低金利の円が売られた。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げは確実視されているものの、50bp(0.50%)利下げの思惑が後退している。利下げ幅は25bp(0.25%)の小幅なものに留まるとの見方が強まっており、米長期金利低下によるドル安圧力が弱まっていると考えられる。
そうした中、本日の米4-6月期国内総生産(GDP)・速報値が改めて米景気の堅調さを示せば、ドル/円の上昇が加速する可能性もあろう。市場予想によると、4-6月期GDPは前期比年率+1.8%と1-3月期の+3.1%から減速する見通し。もっとも、これは貿易と在庫投資によって押し上げられた前期の反動と見られる。なお、米GDPの7割を占める個人消費は前期比+4.0%に急回復すると見込まれている。
ドル/円は、10日に付けた月初来高値(108.99円前後)を視界に捉えており、5月31日以来の109円台を回復できるか注目される。仮に109円台を回復できれば、上昇トレンド入りを示唆する「ダブルボトム」完成との見方が強まりそうだ。チャート上の重要ポイントであるこの水準では、戻り売り圧力も強いと推測されるだけに、米4-6月期GDP・速報値でドル買いに弾みを付けられるかがポイントとなろう。
戻り試し
【注目イベント】
・7/26 米4-6月期GDP・速報値
・米長期金利、主要国株価
【本文】
ドル/円は、昨日のNY市場で108.75円前後まで上伸。欧州中銀(ECB)が金融緩和の前倒しを見送り、ユーロ圏主要国の国債利回りが上昇すると、米国債もこれにつれて利回りが上昇したため、相対的に低金利の円が売られた。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げは確実視されているものの、50bp(0.50%)利下げの思惑が後退している。利下げ幅は25bp(0.25%)の小幅なものに留まるとの見方が強まっており、米長期金利低下によるドル安圧力が弱まっていると考えられる。
そうした中、本日の米4-6月期国内総生産(GDP)・速報値が改めて米景気の堅調さを示せば、ドル/円の上昇が加速する可能性もあろう。市場予想によると、4-6月期GDPは前期比年率+1.8%と1-3月期の+3.1%から減速する見通し。もっとも、これは貿易と在庫投資によって押し上げられた前期の反動と見られる。なお、米GDPの7割を占める個人消費は前期比+4.0%に急回復すると見込まれている。
ドル/円は、10日に付けた月初来高値(108.99円前後)を視界に捉えており、5月31日以来の109円台を回復できるか注目される。仮に109円台を回復できれば、上昇トレンド入りを示唆する「ダブルボトム」完成との見方が強まりそうだ。チャート上の重要ポイントであるこの水準では、戻り売り圧力も強いと推測されるだけに、米4-6月期GDP・速報値でドル買いに弾みを付けられるかがポイントとなろう。