注目銘柄ダイジェスト(前場):富士通、エムスリー、NRIなど

配信元:フィスコ
投稿:2019/07/26 12:02


NRI<4307>:1871円(+97円)
大幅続伸。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は204億円で前年同期比32.7%増益、市場想定を上回った先の観測報道数値180億円程度も上振れる着地に。金融ITソリューション事業がけん引役、野村以外の証券業、保険業、銀行業の売上が増加した。上半期計画に対する進捗率が56.5%と高いこと、受注残高も順調に増加していることから、通期業績のコンセンサス水準なども切り上がる状況に。


ネットワン<7518>:2952円(+78円)
大幅続伸。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は21億円、前年同期比39.4%増益となった。市場コンセンサスを3億円程度上振れている。サービス売上の拡大などによって、粗利益率が想定以上に改善しているもよう。受注高は499億円で同12%減と減少しているが、前年同期大型案件の反動であり、市場の期待は上回っているようだ。通期業績コンセンサスは会社計画下振れであったが、達成の可能性などが高まったとの見方にも。


エムスリー<2413>:2137円(+164円)
急伸。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は89億円で前年同期比13.5%増益、市場予想を5億円程度上回る着地になった。とりわけ、市場の注目度が高いメディカルプラットホーム事業の事業利益が同17.6%増と好調、同事業の再成長が確認できた点を評価する動きが優勢のようだ。MR君ファミリー関連の受注は同40%増と拡大しており、今後の業績も順調な推移が想定できるとの見方に。


富士通<6702>:8630円(+767円)
急伸で年初来高値。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は34億円で前年同期比95.7%減益となったものの、前年同期には退職給付制度変更に関する利益計上があったほか、今期はビジネスモデル変革費用などが計上されている。特殊要因を除いたベースでは前年同期比333億円の大幅増益、コンセンサスや会社計画などを上回る着地に。野村證券では決算を受けて、投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価を9600円としている。


ギークス<7060>:3525円(+110円)
大幅高。8月31日(実質的には8月30日)の株主を対象に1株につき2株の割合で分割すると発表している。株式の投資単位当たりの金額を引き下げ、流動性の向上及び投資家層の拡大を図ることが目的。株式分割に伴い、発行可能株式総数を1700万株から3400万株に拡大する。同社株は前営業日の25日に一時3585円まで上伸した後、引けにかけて24日終値と同水準まで値を下げており、株式分割を契機に押し目買いも入っているようだ。


メルカリ<4385>:2894円(+39円)
売り先行もプラス圏回復。19年6月期の営業損益予想を121.49億円の赤字(前期実績44.22億円の赤字)と発表している。将来の成長のための人員の増加に加え、日常で使われる決済を目指して利用を促す施策を行い、利益を圧迫する見通し。売上高は516.83億円(同357.65億円)に拡大すると見込む。また、18年12月に解散すると公表していた英国子会社Merpay Limitedの全株式を同社に譲渡することを決めた。


エリアリンク<8914>:1084円(+34円)
大幅に続伸。19年12月期の営業利益を従来予想の26.94億円から28.00億円(前期実績27.82億円)に上方修正している。不動産運用サービス事業でのストレージ流動化(受注による出店、土地付きストレージの販売)に加え、不動産再生・流動化サービス事業での底地の販売が通期計画に対して前倒しで進捗し、利益を押し上げる見通し。12日に付けた直近高値(1092円)を上抜けたことも投資資金の流入につながっているようだ。



<ST>
配信元: フィスコ

関連銘柄

銘柄 株価 前日比
1,445.0
(12/12)
+22.5
(+1.58%)
4,720.0
(12/12)
+51.0
(+1.09%)
1,927.0
(12/12)
+31.0
(+1.63%)
6702
2,865.5
(12/12)
+58.5
(+2.08%)
398.0
(12/12)
-4.0
(-0.99%)
4,483.0
(12/12)
-1.0
(-0.02%)
2,299.0
(12/12)
+87.0
(+3.93%)