今夜の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也

著者:神田卓也
投稿:2019/07/25 15:38

今夜の注目材料は

東京市場のドル/円は、底堅い反面、上値も重く、108.00~108.20円台の狭いレンジでのもみ合いに終始しました。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。

7/25(木)
16:30 スウェーデン6月失業率
17:00☆独7月IFO景況感指数
18:30 南ア6月生産者物価指数
20:00☆トルコ中銀政策金利
20:45☆ECB政策金利
21:30☆ドラギECB総裁会見
21:30☆米6月耐久財受注額
21:30 米新規失業保険申請件数
26:00 米7年債入札(320億ドル)
-----☆アマゾン4-6月期決算
-----☆アルファベット(グーグル)4-6月期決算

※☆は特に注目の材料

今夜は欧州中銀(ECB)の動向に市場の関心が集まっています。金融緩和の決定は次回9月になるとの見方が大勢ですが、フォワードガイダンス修正、政策金利引き下げ、債券買い入れ再開など、いくつかの緩和メニューのうちどれかが決まってもおかしくないとの見方もあります。ドラギ総裁の会見も必見でしょう。ユーロへの取引集中が見込まれるため、ドル/円は脇役扱いとなりそうです。ただ、ユーロ/円が1月3日のフラッシュクラッシュ以来の安値圏で推移している事もあって、ユーロ/円由来の円高圧力には念のため気を付けておきたいところです。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
配信元: 達人の予想