ユーロ/円由来の円高圧力に注意
昨日のドル/円は終値ベースでほぼ横ばい。1月3日以来の安値を付けたユーロ/円の下げなどが重しとなり108円台を割り込む場面もあったがその後は持ち直した。来週の日銀金融政策決定会合と米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に動意は限られ、値動きは30銭強に留まった。
本日は欧州中銀(ECB)理事会に市場の関心が集まっており、ドル/円は「蚊帳の外」でもみ合い商状が続きそうだ。ただ、本日もユーロ/円由来の円高圧力には注意が必要だろう。9月利下げが本命視されるECBが、もし予想外の金融緩和に動けば、欧州国債利回りの低下とともに米国債利回りも低下すると予想される。その場合、来週にFOMCが利下げに動く事は確実と見られるだけに、ユーロ安の矛先は対ドルよりも対円に向かいやすいだろう。ユーロ/円は、節目の120円ちょうどを割り込めばストップロスを誘発して下げ足を速める事も考えられるため警戒しておきたい。
本日は欧州中銀(ECB)理事会に市場の関心が集まっており、ドル/円は「蚊帳の外」でもみ合い商状が続きそうだ。ただ、本日もユーロ/円由来の円高圧力には注意が必要だろう。9月利下げが本命視されるECBが、もし予想外の金融緩和に動けば、欧州国債利回りの低下とともに米国債利回りも低下すると予想される。その場合、来週にFOMCが利下げに動く事は確実と見られるだけに、ユーロ安の矛先は対ドルよりも対円に向かいやすいだろう。ユーロ/円は、節目の120円ちょうどを割り込めばストップロスを誘発して下げ足を速める事も考えられるため警戒しておきたい。